サニエモ1stコンタクトツアー@富士川:稲子駅~東海道新幹線の手前まで

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パックラフト

2023年9月10日(日) 北松野-5.00

月曜日に年休を取って3連休として、北アルプスのテント泊に行こうと思っていましたが、金曜日に台風が通過。おかげで週末の天気が微妙になったので、月曜の休みはキャンセル。予定が空いたけど登山に行くには微妙な気がしていたところ、サニーエモーションのスケジュールに突然謎の1stコンタクトツアーが設定されていることを発見。さっそく、なんですかこれ?と聞いてみました。

1stコンタクトツアーとは、TR&DR1安曇野から参加してこれた方だけでなく、他社のサービスで練習した方や、すでに独学の方など、マイボートをお持ちですでに川下りされてる方も参加可能なツアーとして、その先必要なテクニックを身につけていただき、リバークエストなどにも参加いただけるような方を募るツアーです

by サニーエモーション

要するに、「経験者受け入れ」みたいなツアーのようです。

サニーエモーションでは、安曇野で開催されるTR&DR1(トレーニング&ダウンリバー1)に参加し、パックラフトの基本的な説明や、パドルの使い方から始まって、漕ぎ方の練習と簡単な川下り。そして、次にTR&DR2。TR&DR2で合格を貰えれば、その先の本格的なホワイトウォーターツアーへ参加するといったステップアップ制になっています。

しかし、多少の経験・技術がある方もTR&DR1安曇野から…というのは辛い、でもこれから色々な川へ繰り出したい、という方を受け入れるようなツアーだと思いました。

多数のツアーに参加しましたが、ツアー会社から見れば、初めての来る人がどの程度の技量なのか分からないため、レベル1のツアーから参加してもらうしかない、というのが実情なのだと思います。そういった事情を緩和するようなツアーなのだと理解しました。

ちなみに、リピーターも参加可能とのこと。今回は募集が直前だったこともあって、結果としてリピーターのみでした。よって、1stコンタクトではなくなって、富士川を楽しみましょう、という会になりました。

今後も1stコンタクトツアーは開催していきたい、とのことでしたので、マイボートお持ちの方などご興味ある方は応募してみてください。

前置き長くなりましたが、ツアーの内容に入ります。

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コース

富士川カヌーマップが参考になりますが、結構地形が変化しているらしく、あくまで参考で。釜口よりも下流を長く漕ぎました。当初のゴールは道の駅富士川手前の河川敷でしたが、すいすい進んだので新幹線の手前まで延長。

富士川は2022年5月下旬に、ワンドロップのツアーで行ったことがあったので2回目でした。以前は道具はすべてレンタルで、パックラフト初心者って状態で行きました。渇水で釜口の瀬以外に激しい所は無かった記憶です。そのときは稲子駅~釜口の先くらいまでを午前と午後で2回漕いだと思います。

富士川カヌーマップ - カヌーマップ
富士川水位北松野 -5.3~5.6ぐらいが最適かな? 富士川上流コース ①富士川上流スタートの駐車場 上流コースはここに車を置けます。 ②富士川上流コーススタート地点 流れがほとんどないので、すんなり降りられます。 増水

アクセス

朝8:30に道の駅富士川あたりに居れば大丈夫とのことでしたが、前日の夕方に集合場所の連絡がありました。集合場所に揃ったら移動。

樋口駅~稲子駅へ移動

ゴール地点の河原に車を停めて、道具などはサニエモの車に乗せてスタート地点に向かいます。稲子駅の外にトイレがあるのでここで済ませたら、ダウンリバーの準備開始。以前のワンドロップのツアーのスタート地点もここだったと思います。

準備ができたら河原へ降りて行きます。

各々ボートを水で冷やして、ポンピングなどして準備。

ダウンリバー

スタート(前半)

今日はリピーター参加のみ。「皆さん慣れているので、特に問題なければボートスカウティングでどんどん進みます」とのこと。

川幅広く、危険な感じは特になかったです。前回来たときは渇水で、ボートの底を擦ったり、スタックすることも多かった気がします。今回は1か所だけ浅くて歩きましたが、他はスイスイ進みました。

まぁまぁトロ場もあるので、しっかり漕ぐところは漕ぐ。でも水多いので割と流れているようです。ラフティングのボートと、斥候のダッキー発見。

適宜エディキャッチなどの練習しながらどんどん行きます。ときどき簡単な瀬があって楽しい。

先行する柴田さんがハンドサインで、浅いぞ右岸へ行けとか、瀬でのラインなどを指示してくれます(後からGoProの動画見て、気づいたのもありますが)。

ここは左岸側行ってほしかったみたいですが、ハンドサイン見てなくて、右岸側でも良いか?って聞いたらOKってことだったので右岸側へGO。中央に岩がありそうだったので、左行くか、右行くか迷ったのですが、安心感のある右にしました。ハンドサインに気づいていたら、左行ったと思います。

なんて事のない簡単な瀬でした。

みーさんは柴田さんの指示に従い、左ルートでエディキャッチ。うまく決まったようです。

富士川最大の瀬、釜口の瀬までどんどん行きますよ。

釜口の瀬(核心部)

釜口の瀬はスカウティング(ツアー中、ボートを下りてのスカウティングはここだけでした)。カヤックの人がサーフィンなど遊んでいました。スカウティング途中で、あとから来たラフティングも通過。ワンドロップでのツアーの時は渇水だったので、こんなに流れは強くなくて、終わりが少しドロップみたいになっていた記憶。

まずは柴田さんがお手本。流れから左岸のエディに入って…

流れに乗って抜ける。

スカウティング中は無事に行けるのか?って感じに思ってしまうのですが、お手本では難なく抜けていくので問題ないんだろうな、でもやってみないと分からないな、って感じ。まだ経験が足りなくて、川の流れと自分の動きのイメージが一致しないのだと思います。

ここはひとりずつ、ということで三番手の私の番。

お手本と同じラインをイメージして、左岸側でエディキャッチ。エディラインでボートが傾きましたが、エディに入るのは難しくなかったです。

そこから流れに乗って…

2回波を受けましたが、特にバランスも崩さずに抜けました。凄く傾いてるし、水しぶきもすごい。ベストなラインだったのかは謎です。

みーさんは、エディ取らずにストレートに。

この後、おかわりを進められたので、珍しく私もパックラフトを担いで戻って、今度はストレートのラインで下りました。

しばしまったりゾーン。一人だけみんなとは別ルートを抜けて遊んでました。いい景観なのですが、人工物が無ければなぁ。

以前のワンドロップのツアーではこの先で終了でした。

この先もエディキャッチしたり、

それほど難しくない瀬を抜けたり。瀬にも名前あるのかもしれませんが、調べないと分かりません。

発電所の放水口でしょうか。

その後も特に指示も無いので、各々自由に下って行きます。

途中、岩壁に流れがぶつかって、跳ね返った波(ピローウェーブ)を抜ける練習。

ピローに乗るイメージとのこと。こんな感じで合ってる?

この辺りはクライミングが出来るエリアらしいです。滝があるので、打たれてもいいですよ、とのこと。私が先行して、柴田さんも続き、みーさんも滝に打たれました。

そして滝に打たれるゆー&みーの写真撮影。なかなかいいショットが撮れなかったのか、もう一回、もう一回って、3回くらいやりました。

そして、お昼休憩。河原から少し上がったところにトイレもあるようでした。

午後の部(後半)

お昼も食べて、休憩したら午後の部スタート。みーさんがエディキャッチ練習。この後も結構自由な感じで進んで行きます。

終わり方ですが、少し傾斜があって激しかったので、印象に残っているところ。一人ずつボートスカウティングで行きましたが、特に難しいというわけでもなく、問題なしでした。瀬の後に左からの流れと合流。

ここから当初のゴール地点まではなかなかのトロ場です。

高速道路かな?立派ですね。

当初のゴール地点。道の駅富士川の少し手前の河原。

エクストラコース

水量良く、順調に進んだので14時半くらいに到着。いつもだったらトロ場でかなり頑張る必要があるみたいです。「まだ時間早いですし、雲が多くて富士山は見えないと思いますが、せっかくなのでこの先も行ってみませんか」とのこと。どうしようか悩みましたが、ちょっと悩んでから行くことにしました。

雲も多くなってきて暗くなっていますが、再スタート。ここからは3名で。

流れが橋の間を通過。間を抜けるのは斬新でした。

「この先堰堤があるので、先に見に行きます。たぶん右側でいいと思うんですけど、ゆっくり来てください。」

堰堤の右側からポーテージ。

おおっと!滑ってみーさんがフリップ、というより川に落ちたッ。ガイドはそれに気づいていない!!本日一番の面白シーンといってはなんですが、何事も無くて良かったです。

ポーテージ途中、鮎の唇というのを教えてくれました。岩に二本線が入っているのがそうらしいです。岩についた餌(コケかな?)を食べた後らしいですが、すごくはっきりした線ですね。

堰堤越えて再スタート。すぐに面白い瀬がありました。

あとはまたトロ場を漕いで新幹線の鉄橋前でゴール。

まとめ

謎の1stコンタクトツアーに参加しましたが、急な開催だったためリピーターのみとなりました。また開催したいということでした。

富士川は川幅広く、難しい瀬も無かったので、初級者でも問題ないと思います。台風が通過した後で、ちょうどいい水量だったのかもしれません。

東京からも東名道でアクセス悪くなかったです。さすがに帰りは海老名付近の渋滞に巻き込まれるので時間がかかりましたが…。

パックラフト経験者で、今後、ガイドツアーで色々な河川へ挑戦したい方、興味のある方は1stコンタクトツアーが設定されたら応募してみてください(リクエストできるかは謎です)。

では、また。

コメント

  1. REI より:

     ゆーみーさん

     今期は天竜川PR3がないのかと、こまめにサニエモHPをチェックしていたつもりでしたが、こんなツアー設定が始まったのですね。気づきませんでした。

     富士川は先日、甲府でほうとう食べて身延線で富士まで行って帰ってくる、という青春18きっぷ消費旅行をしがてら観察してきたのですが、線路と川の接点がそう多くないためあまり偵察にならなかったのでした。

     すでに次の1stコンタクトツアーが組まれているようですが、むむ、土曜かぁ… でもこれ、荒川? もしや三峰口からのゆーみーさんコースでは?
     休み確保できそうなら柴田さんに問い合わせしてみなければ。

     楽しいレポートありがとうございました。

    • yume より:

      REIさん

      ゆーです。

      昨年の天竜川のビッグウェーブが忘れられず、今年も行けないですか?と伝えていたところ、お盆の南信リバクエ1日目を天竜川ロングにしてもらえました(リバクエ2日目はレベルが上がって大変でしたが…)。

      私も1stコンタクトツアー荒川が設定されていることに気付いたのですが、
      三峰口駅からは浅いので無いような気がしており、1stコンタクトツアーの位置付けから定番コースなのかなと思っています。少し短いので2本行くとか?

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