2019年6月2日に日光白根山(奥白根山)に登頂してきました。日光白根山は日本百名山の一つで、私たちにとっては3つ目の日本百名山になります。一つ目は阿蘇山、二つ目は美ヶ原に登ったのですが、それは別の機会に紹介させていただきます。
日光白根山について
日光白根山の基本情報について紹介させていただきます。
地図
基本情報
位置 | 栃木県・群馬県 |
標高 | 2,578m |
累積標高差 | 登り:737m、下り:743m |
総歩行時間 | 5時間20分(休憩含む実績) |
総歩行距離 | 7.2km |
アクセス | マイカー:日光白根山ロープウェイ→山頂駅 |
おすすめ度 |
登山口までのアクセス
日光白根山の登山口へはロープウェイを使用するのですが、前日はロープウェイ近くの丸沼高原オートキャンプ場に泊まりました。 8時半には撤収して、ロープウェイ乗り場に向かいました。
センターステーション(駐車場)
ロープウェイ乗り場に一番近い駐車場が、こちらのセンターステーションです。センターステーションの1Fは売店、2Fには日帰り入浴「座禅温泉」があります。売店はロープウェイの営業開始時間に合わせてオープンしているので、何か忘れ物をしてしまっても安心です。行動食もありました。
日光白根山ロープウェイ
ロープウェイのチケットはセンターステーションの2Fで買うことができます。片道・往復券もありましたが、私たちは往復券+温泉がセットになった得々パック(大人1名で2,400円)にしました。
ロープウェイは7時半、もしくは、8時から営業しています。6月~10月まではほぼ毎日営業していますが、たまに休業日もあるようなので、日光白根山ロープウェイのページで確認しておくと、悲しまなくてもよいことがあるかもしれません。
途中、私たちが停まった丸沼高原オートキャンプ場が見えました。ロープウェイは全長2,500mもあり、標高2,000mのロープウェイ山頂駅まで一本で向かいます。日光白根山の標高が2,578mなので、なんだか少しズルした気分になります(笑)。
ロープウェイ山頂駅
ロープウェイ山頂駅に到着です。出てすぐの山頂レストラン「しらね」にトイレがあるので、ここでトイレは済ませましょう。また、カフェや天空の足湯もあり、展望もあるため、登山でなくとも観光として楽しむことができます。ちなみに、ロープウェイの最終便は16:30(日によって変動あり)で、それを逃すと自力下山となるようです。時間に余裕を持った登山計画をおすすめします。
登山口へはこちらの鳥居を通っていきます。
登山口の前には二荒山神社があります。登山の無事を神に祈りましょう!!(安全な登山計画を立てましょう)
登山開始
ここが登山口になります。野生動物への注意喚起のポスターが貼ってありました(こわっ!)。
今回のコースは、この写真の案内版で表すと、①の登山口から⑤まで行き、白根山山頂、弥陀ヶ池(みだがいけ)、座禅山を巡って⑦へ戻り、⑪までぐるっと1周って戻るルートです。お昼は弥陀ヶ池で食べることに決めていました。
実は登山を始める前にもここに来たことがありまして、そのときは1周1.5km 45分の自然探索コースを歩きました。自然散策コースであれば本格的な登山装備でなく、スニーカー程度でも大丈夫だと思います。
分かれ道には現在地が分かる看板が設置されているので、自分たちがどこまできたのか確認しながら進むことができました。熊に注意!の紙が非常に気になりますが…。
少しは雪が残っていると思っていましたが、予想を超えた量でした。みーは雪の中を歩くのが初めてだったので、かなりワクワクしました!!足跡があるところをなぞるように恐る恐る歩いたら、思いのほか大丈夫でしたが、滑ることもあるので十分注意が必要でした。
こんなに雪が残っている道もありました!!
案内版の⑤を超えて白根山ルートに入ります。しばらく歩くと眺望が良いはずだったのですが、ガスっていて周囲の眺望はありませんでした。残念です…。
1時間ほど歩くと、木が少なくなってきました。これが森林限界というものか…!?
ついに視界が開けました。なんだかワクワクします。山肌しか見えませんが、雲がなければ一面見下ろせたのかもしれません。森林限界を超えてからは砂利の坂道が続き、歩くたびにずるずると滑るため、とても登りづらかったです。ストックを使ったほうが楽だったかもしれません。
山頂かと思うところに出ましたが、あと一息、降りて登ると山頂です。
ここを登ると・・・
山頂に到着
じゃじゃーーん!!
日光白根山山頂です。これが関東以北最も標高の高い山からの景観は…残念ながら望めませんでした。雲の切れ間から、五色湖が見下ろすことができました。
山頂の付近でランチをとる人も多かったですが、私たちは弥陀ヶ池でと決めていたので休憩もそこそこに進んでいきます。
弥陀ヶ池、座禅山方向へは結構急なガレ場を下っていくことになります。距離に反して、時間が掛かりました。時間に余裕があれば、今回のルート+2時間くらいかかりるようですが、山頂から五色湖へ下るルートも良いかもしれません。
弥陀ヶ池でランチ
弥陀ヶ池手前は雪がかなり残っており急だったため注意が必要でした。弥陀ヶ池のほとりは、広く平坦なので、ここで休憩・ランチしている人は結構居るようです。
昼食は…結局コレですわ。今度から本気だ~す。とてもおなかが空いていたのでペロッと食べてしまいました。
下山
弥陀ヶ池を少し戻り、座禅山を巡って下山しました。 弥陀ヶ池からは菅沼ルートへも続いています。菅沼キャンプ場をベースとして登山するのも良いかもしれません。
座禅山火口
座禅山ですが、山という割には山頂というものが分らず、眺望もありません。座禅山火口も大きな窪地みたいな感じでなんとも感想に困るというか…。座禅山を過ぎると本格的に下りのルートに入ります。
六地蔵
帰りはひたすらに林の中の山道を下るという感じでした。最後の方に六地蔵という地点があります。六地蔵だけに六体のお地蔵さんがいました。それぞれにお賽銭箱が置いてありましたが、どのお地蔵様が人気とかあるのかな…?
眺望良好
最後に、眺望良好と呼ばれている場所に着いたのですが、霧で何も見えませんでした。がーん…。
日光白根山制覇!!
お疲れ様でした!!!鳥居の近くには登山客用に靴の洗い場が設置されていました。途中ドロドロのところを歩いたこともあり助かりました。
日光白根山の感想
予想よりは残雪があったため、この先大丈夫かな?と少し不安になることもありましたが、普通の山道でも雪があるといつもとは違った感覚で登ることができたので、冬登山にも興味が湧きました。
また、今までは低山登山が多かったのですが、日光白根山は標高2,578mということで初めて2,000m超える山への登山となりました(スタートで2,000m超えていますが…)。森林限界というのも初めて経験したのですが、一気に木々がなくなって周りの景色がよく見え、天気がよければ最高の気分で山頂までの道を楽しめただろうなと思いました。私たちが登ったときはあいにく曇りでしたが、雲の切れ間からふと覗く山肌も幻想的でした。山は、天候や時期によって全く違う景色を見せるので、また行っても楽しめそうです!次は晴れたときにお邪魔したいです。
では、また。
帰りに入浴した座禅温泉は、たまたまボイラー故障のため温泉の温度が上がらないということで、無料で入ることができました。
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