2018年12月2日(日)から1泊で、千葉県の稲ヶ崎キャンプ場に泊まることにしました。千葉にもいい山がないかなーと探していたところ、低山ながらロープで岩場を登っていく面白そうな山を見つけました。
伊予ヶ岳について
伊予ヶ岳の基本情報について紹介させていただきます。伊予ヶ岳は千葉県内で唯一山名に「岳」がつく山で、関東百名山に選ばれているみたいです。その姿から房総のマッターホルンとも呼ばれているようです。
地図
基本情報
位置 | 千葉県南房総市 |
標高 | 336.6m |
累積標高差 | 登り:322m、下り:326m |
総歩行時間 | 1時間30分 |
総歩行距離 | 2.3km |
アクセス | マイカー |
おすすめ度 |
登山口までのアクセス
平群天神社
平群天神社に無料の駐車場があるので、そこに車を停めて出発です。トイレもあります。
12月でしたが紅葉がまだ残っていました。さすが温暖な千葉ですね。
平群天神社の脇道から登山道に向かいます。看板もあるので迷わないと思います。
登山口
すぐに登山口に到着です。
登山口の看板には登山者用のルートが記されていますが、ざっくりとしていて、あまり役には立たないような…。基本的に道沿いという感じなので特に問題ありません。
登山開始
最初の方は竹藪のトンネルを歩きます。竹藪の竹は、全てが地面の下で繋がっていて全体が一つの生命だと聞いたことがあります。そして、枯らすのはとても大変みたいです。インターネットで竹藪の枯らし方を調べたのですが、枯らし方の一つに、休眠期の冬に地上高1mの長さで竹を伐採するという方法がありました。絶妙な長さというのがあるようですが、冬に伐採しておくと翌年春の生育期に、竹の内部の養分や水分が泡のように切り口から噴き出してしまい、その結果根まで枯れるそうです(笑)。見てみたいですっ!
地表に出ている部分を中途半端な長さで伐採されると、本体の根の方が気づけず、春が来たと思って養分を送るが溢れ出して…気付いた頃には…という感じでしょうか。
根っこゾーンです。初登山の棒ノ折山の根っこゾーンが辛かったので、それに比べたら断然楽でした。
途中見渡しが良いところがありました。低山でも癒されます。
登山後半戦
しばらく行くと、休憩には丁度良いあずま屋があります。そこから先には「ハイキングコースはここまでです。この先、大変危険ですので注意してください。」と書かれた看板が設置されています。この先、鎖はありませんが、ロープで急な崖を登っていくことになるので、登山装備があったほうが良いと思います。特に岩やロープをつかむことになるのでグローブはあった方が良いです。
ロープのある岩場です。 写真だど傾斜は伝わりにくいと思いますが 、結構急です。ロープや岩を掴みながら登ることになります。ロープや鎖を伝って行くのは初めてだったので、こんな所もあるんだなと学ぶ、良い経験になりました。
標高も高くなってきました。こうしてみると、山だらけに見えますね。
山頂に到着
山頂にとうちゃーく!!!小数点が薄れてきていますが、3366mではなく336.6mです。
標高は高くありませんが、周辺が一望できるため景色が良いです。山頂はそれほど広くありませんが、テーブルとイスがあるので、休憩している人がいました。先着1クループ様です。
伊予ヶ岳には南峰と北峰があります。先ほどの場所は南峰で、10分ほど歩くと北峰に着きます。
北峰からは、先ほどまで居た南峰を望むことが出来ます。
伊予ヶ岳の感想
12月上旬に登りましたが、温暖な気候もあり、本格的な冬装備でなくとも登ることが出来ました。冬山登山が苦手な人や、春に向けての冬場のトレーニングやウォーミングアップに良いと思います。また、鎖場などの急な岩場に挑戦したことがない人にも感覚を掴んでもらうために良い山だと思いました。私たちは、伊予ヶ岳を経験していたので、この後に経験する鎖場にも大きな抵抗感がなく挑むことが出来たと思います。
では、また。
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