2021年3月20日(土)は埼玉県奥武蔵の蕨山・有間山に行ってきました。東京から割と近く、登りごたえのある山を探していたときに、地元民から愛される山と紹介されているのを見て気になっていた山です。日曜日は天気が悪そうで、土曜日も遅くなればなるほど天気が崩れそうだったので、早朝出発して攻めました。
そして今回は、オリンパスTough TG-6のデビュー日でもあります。今まではSONYのRX100を使っていたのですが、不注意で無くしてしまったので新しく購入しました。新しいカメラ、とてもワクワクします。さて、出発です。
蕨山・有間山について
蕨山・有間山の基本情報について紹介させていただきます。
地図
基本情報
位置 | 埼玉県 |
標高 | 蕨山:1,033m 有間山(橋小屋ノ頭):1,163m |
累積標高差 | 登り:1126m、下り:1126m |
総歩行時間 | 歩行:5時間45分(休憩30分含む) |
総歩行距離 | 11.0km |
アクセス | マイカー:名郷有料駐車場 |
おすすめ度 |
登山口までのアクセス
蕨山・有間山へのアクセスはさわらびの湯からと、今回私たちがセレクトした名郷バス停からとがあります。さわらびの湯は温泉があるのが魅力ではありますが(このときはたまたま臨時休業だった)、名郷からだとピストンルートではなく周回ルートで登山できるので名郷有料駐車場から行くことに決めました。
名郷有料駐車場
6:10頃に到着。雨を警戒して6時に到着したかったので予定通り。私たちが一番乗りでした。有料(平日:500円、休日:700円)です。下山したら車のワイパーに封筒がはさんでありました。お金を入れて、料金箱にインします。無人のため、お釣りがでないよう事前に小銭を準備して行ったほうが良いです。
トイレもあります。男女兼用です。建物に扉はないので男性のほうは外から丸見えでした。登山届はこちらで出すことができます。
蕨山ハイキングコース
本日の私たちのルートは、名郷→蕨山→有間山→鳥首峠→名郷になります。公共交通機関で来た場合は名郷からさらわびの湯まで抜けられるので、それも良さそうです。
蕨山へ
蕨山に向かいます。最初はアスファルトの道を歩いていきます。看板があるので迷いません。
綺麗に植えられた杉の木の中を歩いていきます。
道路の右側に沢が流れていました。水が綺麗で底まで透き通って見えています。
林道歩きなので地味な登りですが、体が温まってきました。3月上旬に登った三頭山が寒すぎたので、今日は警戒して着込んだのですが、すぐに暑くなり脱ぎました。標高の違いは大きいですね。
しばらく歩くと行き止まり!!ではなく、沢を渡ります。といっても渡りやすい位置に石があり、濡れることもありませんでした。ここからが山道といった感じです。
伐採された木なのかなと思いますが、かなりの数が集まっていました。間伐だと思うのですが、いたるところに切り倒された木がありました。
TG-6を使ってマクロ撮影。コケを撮影したつもりなのですが、拡大するともはやただの草ですね。
時々登山道を木がとうせんぼうしてきます。よいしょっと。
だいぶ上がってきました。相変わらず曇っているので先を急ぎます。
稜線にやってきました。稜線に出たってことは山頂はもうすぐ!?と期待したのですが、この蕨山、稜線に出てからがとても長いのです。葉っぱが付いていない今、晴れていれば周りの景色も見渡せそうです。
ほぼ垂直のところを登ります。ロープがありましたが捕まるところもたくさんあるので、特に怖くもなかったです。
落ち葉の量がすごい。ふかふかしていて楽しかったです。
あと0.2kmで蕨山展望台。もうすぐです。稜線に出てからはずっと尾根道を歩いてきましたが、アップダウンを繰り返す感じで、途中にあと〇kmの看板もなかったので結構しんどい感じでしたが、トレーニングと自分に言い聞かせて頑張りました。
先が見えなくなってきました。顔にふわっとした空気が当たる感じ。雲の中に入っているんだよとゆーが教えてくれました。本当??
松ぼっくりの接写。
そしてこちらも実は松ぼっくりなのです!!リスが松ぼっくりの種を食べるために笠をはがすそうで、その残りがエビフライに見えて面白いのです(テレビで学んだ知識をこのブログを読んでくれている皆様に披露するみー)。エビフライ2匹で500円になります~。
蕨山
蕨山に到着しました。立派な看板です。
晴れていれば赤城山や榛名山、日光白根山や男体山などの名峰が見えるようですが、この日の展望はゼロ。山頂には椅子が3つありました。お昼を食べるのに最適です。
ゆー山頂レストランの新作、オムライスおにぎりになります。保温ボックスに入れてきたのでまだほんのり温かいです。ソーセージが入ったケチャップご飯に卵焼きのコンボ、思わずごくりとしてしまいました。お、美味しい。登山で食べるおにぎりはやっぱり格別です。山頂レストランの定番、唐揚げとともにいただきました。
有間山へ
来た道を引き返して、そのまままっすぐ有間山へ向かいます。
ヘリコプターでも着陸できそうな広場に到着。車も来られそうでした。
蕨山から有間山までのコースタイムは1時間で、途中GPSでどこまで進んでいるか確認したら、えっ!もうすぐじゃん!という感じだったのですが、1時間の意味はここから始まるのでした…。
有間山
あっという間に到着した感じになってしまいましたが、結構な急登でした。この区間が本日のコースで一番大変だったかも。何はともあれ到着!!蕨山より高いぞ。
橋小屋の頭と書いてありますが、ここから南に行ったところが本当の有間山っぽいです。今回はこの後天気が崩れそうなので、割愛して帰路につきます。
頭シリーズ(ヤシンタイの頭、しょうじくぼの頭、滝入ノ頭)
有間山からしばらく気持ちのよい稜線歩き~、と行きたかったのですが、ご覧の通りガスガスです。しかし、なだらかな道で非常に気分よく歩けました。
有間山から続く峰々に、○○の頭という名前が付けられているようです。危うく通り過ぎるところでしたが、地図をよく見てこの辺かな…?というところでヤシンタイの頭を発見。すごく分かりづらいです。
ガスガスですが稜線を歩いていくと、次にしょうじくぼの頭を発見。こちらは先ほどと大違いで、しっかりとした標識がありました。
どんどん行きます。お次は、滝入ノ頭。こちらも分りやすいですね。
歩いてく中、わずかにガスが取れました。天気が良ければそこそこ良い景色が拝めそうな予感です。今回は本当に残念。
低山なので夏は暑そうですが、秋冬にまた来てみても良さそうだなと思いました。
鳥首峠
気持ちのよい稜線歩きも終わり、鳥首峠へ降りて行きます。ここから少し険しい下りがあります。
伝わらなさそうな感じがしますが、そこそこな下りですよ?
途中、とても大きな木がありました。隠れるのにもってこいです。
大きな鉄塔の脇を抜けて行くと・・・
鳥首峠に到着。ここで残り1つのおにぎりを補給して下山していきましょう。
下山
しばらく斜面をジグザグと降りて行きます。
おっと、いきなり登山道に人工物が。くぐって行きます。立ち入り禁止となっていて、これは何なのでしょうか?すごく疑問がわきました。
レールの横を歩いていきます。みかん畑にあるような、なんかの荷物を運ぶのでしょうか。しかし、こんな山の中で一体何を…?
疑問を抱きつつ降りて行くと、何か建物があったような場所に辿り着きました。そして、ついに我々は答えに辿り着くのであった。なんと、採鉱所があるとのことです。今も使っているということでしょうか。
後は舗装路を歩いて駐車場まで戻りますが、帰り道にキャンプ場がありました。川沿いのサイトで、楽しそうだなと思いながら眺めていました。
またしても、キャンプ場。看板がシブイです。
桜が綺麗に咲いていました。
ゴール!
蕨山・有間山の感想
前から狙っていた蕨山。累積標高差は1,126m、と最近の私たちとしては許容範囲内の山であったのですが、みーは帰宅してから今までにないほどの筋肉痛が襲われました。定期的に運動しないと(主にみーは)すぐに弱くなるので頻度を増やす必要性を感じました…。
さて、肝心の蕨山の感想ですが、バリエーション豊かで飽きない山だと思いました。出だしはいつもの山の風景でしたが、稜線に出てからはアップダウンを繰り返しながら、時にはロープが出てくるような岩壁が出現。有間山を過ぎてからは晴れていれば最高の展望だったんだろうなという風景と、○○の頭シリーズが待っています。下山は慎重さが求められる急なところがあったかと思えば、ジグザグ道でゆったり下るところもあります。最後は廃墟と謎のレールに遭遇したりとか。また季節を変えて来てもいいなぁと思いました!!
では、また。
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