2021年3月7日(日)は日本三百名山の三頭山に行ってきました。今年2月末には蔵王(視界不良で途中リタイヤ)や安達太良山(冬山でしたが天候に恵まれた)には登りましたが、さっそくまた登りたくなったので、トレーニング兼ねて日帰り登山をすることにしました。夜は用事があったため、割と近めのところをセレクトです。
三頭山について
三頭山の基本情報について紹介させていただきます。
地図
基本情報
位置 | 東京都、山梨県 |
標高 | 1,531m |
累積標高差 | 登り:770m、下り:770m |
総歩行時間 | 歩行:3時間19分 |
総歩行距離 | 6.8km |
アクセス | マイカー:都民の森(檜原)駐車場 |
おすすめ度 |
登山口までのアクセス
三頭山へのアクセスは都民の森(檜原)駐車場が便利です。駐車場は無料ですが、時期によって利用できる時間が決まっているようでした。私たちは8:00に着くように家を出発しました!
- 3月16日~7月20日 午前7時00分~午後5時30分
- 7月21日~8月31日 午前7時00分~午後6時00分
- 9月1日~11月15日 午前7時00分~午後5時30分
- 11月16日~3月15日 午前8時00分~午後5時00分
都民の森(檜原)駐車場
結局8:10頃に到着。高速を降りてから割と長い山道運転だったので若干疲れました。到着したときは10台も停まってない感じでしたが、下山時は結構車で埋まっていて、案内人も居ました。駐車場脇にトイレがあります。売店はコロナのため臨時休業していました。
自転車に乗っています。バイカーやサイクリングやっている人が多くいたのに関係するのでしょうか。
登山開始
しばらく舗装された道を歩いていきます。登山前日は小春日和で、平野部の気温が20度だったこともあり、今日も暖かいでしょと少しなめていたのですが、空気が冷たい…。駐車場近くに温度計があったのですが0℃を示していました。装備が足りていないような。歩くと暖かくなるでしょ!と期待をもって歩いていきます。
さっそく分岐がありました。私たちは右に行ったのですが、左に行くと三頭大滝→三頭山のルートになります。
このようにちょくちょく看板があるので迷うことはないです。鞘口峠(さいぐちとうげ)経由で三頭山を目指します。
炭焼窯を発見。レンガのような何かが詰まっていますが、使ってるのかしら。
登山道はかなり整備されており、とても歩きやすいです。傾斜も緩やかです。そして、寒い…。
そうそう、今回みーはYAMAPが別注カミノパンツを導入してみたのですが、階段や段差を登るときに膝の引っ掛かりが全くなく、そして軽い!!履いているのを忘れるくらいの着心地に感動!!こーんな階段でもスイスイ進んじゃいます。抵抗がないって大事ですね、よく設計されたパンツだと思いました。
今日は曇りなので眺望は期待できませんが、木々の合間から遠くの山が見えました。何の山だろう。三頭山は晴れていれば富士山が見えるのですが、山頂はどうかな。
鞘口峠(さいぐちとうげ)
三頭山まであと1.5km!!
このあたりから少し急になってきました。登ってはいるのですが、如何せん寒い…。山をなめたらダメですね。暖かい手袋が欲しいです。
尾根道ですね。木の葉っぱがないので周りが良く見えますが、もっと視界が開けていて天気が良かったらもっと最高なんだろうなー。
石がゴロゴロ。みーは石より根っこ派です笑
登山道が所々2ルートに分かれています。右の方の登山道は、ブナの路よりも道幅が狭かったり、坂が急だったりします。どちらのほうが時間がかかるのか検証するために、みーはブナの路、ゆーは登山道に進むことにしましたが、結局次の合流点に着いた時間は同じでした。好きなほうを選んでみると良いと思います。
小さな小枝に霜が付いています。霧氷ですかね。
登山道の方はこの通り、結構道が狭かったりもしますが、慎重に進めば大丈夫です!落ち葉に隠れている石があるので、注意しながら歩きました。
もやもやの霧の中になにやら建物が見えてきました。なんだろう。
展望台
展望台がありました!!何も見えないかもしれないけど…
こんな感じでした!想像通りです。今日の目的はトレーニングなので別に落ち込みませんけど、天気が良かったらどんな景色なのでしょう。
三頭山(東峰)
3つの山頂が三頭山と呼ばれているのですが、こちらは東峰です。東峰(1,527.5m)、中央峰(1,531m)、西峰(1,524.5m)なので、2番目に高いところです。
三頭山(中央峰)
中央峰にも着きました。東峰からすぐです。ちなみに、東峰・中央峰を無視して西峰に向かうコースもありました。展望は…うん、ない。
中央峰のところにはベンチがありました。早くもお腹が空いてきたのでここで食べようかなーとも思いましたが、なんとなく3つ制覇してからのほうがいいかなと思い、西峰に向かうことに。
あと0.1kmのラストスパートです。ここを登れば制覇じゃ!!
三頭山(西峰)
西峰の標識が大きくてご立派!!3つのうち一番低いところだけど、ここが真の山頂なのかしら。日曜だというのに山頂には私たちしかおらず、帰り際に1人すれ違いました。山頂にはベンチが複数ありました。
真っ白で何も見えませんでしたが、天気がいいと富士山や三ッ峠山が見えるようですね。富士山はそろそろ登ろうかなと思っていたのですが、コロナの影響で2020年は山開きしませんでしたね。2021年登れるのであればアタックするつもりです!!
ランチ
定番化されているおにぎり(梅)と唐揚げ。おにぎりはモンベルのクーラーボックス効果でまだ少しだけ温かく、しあわせ~と食べていたら手が冷えすぎて痛くなってきました泣。このあとしばらく手が回復しなかった…。
三頭山避難小屋
寒かったので、ランチを食べたら即下山に入りました。下山中、立派な避難小屋を発見。
中に入るともっとびっくり。これなら快適に寝られそうです。避難小屋というと必要最低限の施設というイメージですがここはレベルが高かったです。
アイスバーン
どんどこ歩いて、下山も後半戦。つるっと滑ったので危ないと思ったら、なんと落ち葉の下がアイスバーンになっていました。事前調査では、2月末はアイゼン必須となっていたので、ここは寒いところなんだなと再確認。
川を渡ります。ここを下ったところに三頭大滝があるんだなとワクワク。川の水が透き通っていて、本当に綺麗でした。
はい、三頭大滝に着きました?ん、なんかしょぼくない?と思ったら、これはなんでもない滝でした。三頭大滝はもう少し下ったところのようです。
滝見橋
滝見橋と書かれていますが、その名の通り、滝を見るだけに作られた橋のようでした。というのも橋の反対側まで渡ってみようとしたのですが、通行禁止になっており、その先に道もなさそうでした。滝を見るだけの橋って、お金の使うところがすごいなと子供心が全くない考えをしてしまいました。
三頭大滝
そしてこちらが三頭大滝になります。落差は35m。思ったより水の量が少なくて迫力がなかったのが残念。2月中旬頃は寒波の影響で凍っていたみたいです。そのときに見たかったかも。
モミの木
もうほぼ終わりというところ、「都民の森で一番大きいモミの木」という言葉に釣られて歩きました。というより、登りました。登山も終わりと思っていたところに、この登りは精神的に疲れましたが、これもトレーニングと言い聞かせます。
じゃじゃーん。モミの木がなんだかわかりませんが、この木は幹が大きく、ひと際目立っていました。
三頭大滝から下山の道は整備されていて、ウッドチップ?が敷き尽くされていました。ふかふかしていて気持ちよく歩くことができました。しかし、こんなに敷き詰めるってすごいなぁ。
三頭山の感想
家からのアクセスの良さ、標高差がトレーニングには丁度良さそうだったことからなんとなく選んだ三頭山でしたが、3つの山頂がある山というのが面白かったのと、人が少なく静かに登山ができた点が良かったです。今回私たちは鞘口峠経由で三頭山に向かったのですが、逆回りでも良いと思いました(実際逆回りの人のほうが多いような気がしました)。全体的に整備が行き届いていて、東京都の実力(なのかは分かりませんが)を思い知りました。天気がよければ富士山も見えますし、登りやすい山だと思います。ただ、トレーニングとしては770mの累積だったのでちょっと物足りない感はありました。時間がなかったので仕方ないですが、次はもっと登りごたえがある山に行きたいな…ということで次は三ッ峠山かな!!!
では、また。
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