遂に八ヶ岳最高峰の赤岳に登頂を果たしました。いえーい!!やはり最高峰って憧れますよね、目指したくなりますよね。赤岳といえば難易度が高いのかなと思っていましたが、見た目より危険箇所は少なく、地蔵尾根の傾斜が大変だったことを除けば、割とすんなり登ることができたのかなと思いました。登頂までの記事はこちら。
さて、ここからは赤岳下山して、行者小屋でお楽しみの夕食タイムです。そして翌日は、早朝出発して地蔵尾根→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→行者小屋→美濃戸口に下山の流れの予定でしたが、視界不良と暴風につき断念…。悔しいけど、またのチャンスをうかがいます…。
赤岳登山
下山開始
赤岳を制覇したので、夕食のステーキを想像しながら下山です。楽しみがあると下山も楽しくなります。周りは山だらけ。
下山中に見つけたお花たち。岩稜帯に咲いている花もあってびっくり。
キレット・権現岳と中岳・文三郎道の分岐
ここをまっすぐ行くと権現岳、右に下っていくと中岳・阿弥陀岳に行きます。いつか八ヶ岳全山縦走してみたいねって話しながら登山していたけれど、八ヶ岳って広すぎるので不安しかない(汗)。体力をもっともっと付けないと…。
中岳に向かう道はかなり急でした。時折手を使いながら転ばないように降りていきます。目の前が晴れていたら最高なんだろうな~。
この急なところを登ってくる人もいるということで、応援の看板発見!!
中岳さんが姿を現してくれました。かっこいい。山に続く道がくっきりと見えてグッドな感じです。ゴロゴロ石があるので慎重に下っていきます。
ま、まさか…これは高山植物の女王、コマクサでしょうか??かなり枯れかけていますが…。
中岳
中岳登頂!!少し休憩して次なる目的地を目指します。
次の山頂、阿弥陀岳に行こうか悩んだのですが、曇っていて登っても何も見えないだろうな~と思ったのと、阿弥陀岳に登る道がかなり急そうで、諦めてしまいました。やっぱり天気が良いのと悪いのでは大違いですよね。ということで中岳道を通って行者小屋に戻ります。
キノコがうじゃうじゃ。すっごい気持ち悪かったです。
真ん中のまん丸いのが可愛い。明太子を丸くしたような。
トコトコ下山していきます。
受付
行者小屋に到着。受付は11時からで、それより前に設営・出発したので今から受付です。お酒がこんなにたくさん。生ビールもあって、信州のワインもありました。
カモシーさん。小屋の中にいました。カモシーシールをゲットしたべ。
さてさて、宴会を開始しちゃってよろしいでしょうか。まずはチーかま。5種のチーズが入っているチーかまで、ちょっと袋が高級そうだったので買ったのですが、味が上品すぎておつまみには適さない感じでした。
本日のメインディッッッッッッッシュ!!直前に楽天で注文したステーキです。冷凍されたものを保冷バッグに入れ、凍ったペットボトルと一緒に持ってきました。1泊なので重量は度外視。
じゃじゃーん。やっぱり運動の後は肉ですよね、復活する気がします。ステーキは約20cmのフライパンに一杯です。このフライパンはコーティング加工がされていて、ステーキを焼いても全然くっつかないので扱いやすいです。
明日は行者小屋→地蔵尾根→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→行者小屋(テント撤収)→美濃戸口のルートです。行者小屋を出発してから戻ってくるまでのコースタイムが5時間45分なので、朝は4時頃に起床予定です。現在の時刻は19時ですが、本日は早めに寝ようと思います。おやすみなさい。
登山開始(2日目)
おはようございます。4:30頃に小屋を出発しました。地蔵尾根を登っているところ、空が明るくなり始めました。
地蔵の頭に近づくにつれてだんだんガスってきました。周りに木々もなくなったので風通しも良く少し寒いです。
昨日も同じ道を通りましたが、やっぱりここは急ですね。それにしても風が…。
地蔵ノ頭
やっとの思いで地蔵ノ頭に到着!!すごい風です。体温が奪われます。
登山を無事に終えられますように。しばらく風が少ないところで天気が良くならないか待機。周りは真っ白で風もブンブン吹いています。私たちは横岳初挑戦…どんな危険な道が待ち構えているのか分かりません…。行くべきかやめるべきかしばらく悩みましたが、怖かったので来た道を引き返すことにしました。同じくしばらく待機していた山ガール2名は「前もこんな感じだったよね~」と、赤岳に向かっていきました。
行者小屋
寒くて寒くて、行者小屋に到着したらシュラフでぬくぬくすることを考えて下山していましたが、稜線近くだけ強風で、地蔵尾根の途中からは風も無くなり暑くなりました。
ランチ
横岳を断念したので、大して運動したわけではないのですが、さっそくお昼ご飯。ステーキを焼くときに紹介したフライパンでラーメン2人前を作りました。規定通りの水の量でギリギリ作れましたが、汁を飲み干すのが大変だったので、山でラーメンを作るときは水の量を少なめにしたほうが良いことを学びました。具はすべて乾燥野菜です。軽くてお手軽。ニンニクは生ニンニクを干したもので火を通す必要がありましたが、そのままトッピングしたのでめちゃくちゃ辛かったです笑。
下山開始
時刻は8:40。横岳~硫黄岳の周回ルートがなくなったのでまだ早いです。せっかくなので、赤岳鉱泉経由で美濃戸口に降りようと思います。
行者小屋から赤岳鉱泉までは25分くらいとかなり近いです。こんなに近いと思いませんでした。
コケって拡大すると面白いです。変なのがいっぱい伸びてる笑。
駐車場でマムートの旗があった理由はこちらでしょうか。登山道の階段にマムートマークを発見いたしました。登山道整備のスポンサーなのでしょうか?ロゴがおしゃれです。
赤岳鉱泉に到着する手前に、ヘリコプターの発着場がありました。
赤岳鉱泉
赤岳鉱泉に到着。綺麗な小屋です。小屋の人でしょうか?中からかなり大きな笑い声が聞こえてきました。近くに何か注文したそうな女性がいたのですが、中は大盛り上がりで出てくる気配はありません。みーは「今日のまかないの争奪戦」で大盛り上がりなんだなと想像しました。
カレーは5種類もあるっ!すごい。
ジェラートも売っているみたいです。それよりYETIが気になる。YETIで冷やして持ってきたからYETI GELATOなのかな?とか考えてしまいました。キャンプで使っていたソフトクーラーが小さかったので、今年YETIのクーラーボックスを買ったのですが、かなり丈夫で上に座ってもビクともせず、ソフトクーラーとは比べ物にならないくらい保冷力もあります。
赤岳鉱泉のテント場はこんな感じみたいです。
北沢コース
北沢コースを下って行きます。途中にあった川が赤いっ!これが赤岳鉱泉の由来だったりするのでしょうか。
北沢コースは沢沿いを進んでいくので、なんとなく暑さを和らげてくれているような気がします。
砂利道になりました。足の裏が痛い…。最近石が多い山に行くと足の裏が痛くなるのですが、どうしたらよいのでしょうか?靴下の問題?歩き方の問題?インソールも入れているんですが、ダメです…。誰か、足の裏が痛くならない方法を教えてくださーい!!
南沢/北沢ルートの分岐
やっと南沢/北沢ルートの分岐に辿り着きました。駐車場からここまでが長かったんだよな…と、この先の道のりにうなだれてしまいました。
車道の横に土の道発見。ふかふかの土の上でも悲鳴を上げるみーの足の裏。可哀想なみーの足の裏。
駐車場に戻ってきました。お疲れ様でした。赤岳山荘まで車で行けたら足の負担感はかなり軽減されると思うのですが、でこぼこ道を愛車で進むのはキビシイかなと感じました。ジムニーだったら別ですけどね。レンタカーで進む強者もいたので行けないこともないのかもしれませんが、あまりおすすめはできない道だと思います。
J&N
登山前日はここに泊まろうかなと思っていたのですが、予約でいっぱいだったJ&Nです。本日のランチ2回目。入浴施設もあるので、時間に余裕がある方はさっぱりしてから帰るのも良いかも。
メニューはこちら。ゆーはハンバーグステーキのガーリックバター醤油、みーはトマトパスタにしました。
トマトのパスタはピリ辛でとっても美味しかったです。
看板犬のシベリアンハスキー。おくつろぎになっているのか、チラリとも見られませんでした。
赤岳の感想
八ヶ岳には何度か通っていたのですが、切り立った山頂を眺めては「まだ早いのでは?」と最高峰の赤岳には登れずにいました。今回はテント泊登山ですが、荷物を置いて山頂を目指せるので、ゆっくり行けば大丈夫なはず!と言い聞かせて赤岳に向かいました。荷物は軽いので楽なのですが、行者小屋から地蔵ノ頭までの地蔵尾根は上に行くほど傾斜がキツくなり、最高峰への道は厳しいのだなと感じました。地蔵尾根から赤岳までの道は稜線歩きですが、だんだん雲が出てきて、赤岳に着くころには周りは何も見えず…。ただ、赤岳山頂という標識を見たときは「やっとここに来たんだな」と感動してしまいました。赤岳を登ったことで、何となく八ヶ岳を制覇した気になっているみーですが、はい、ちゃんと分かっていますよ、ご安心ください。八ヶ岳全山縦走を目標にします。まだ2泊3日のテント泊にも挑戦したことがないので先は長そうですが、みなさん温かく見守ってくださいませ。
では、また。
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