八ヶ岳最高峰の赤岳へ~行者小屋テント泊1泊2日~@長野県・山梨県

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トレッキング

2021年夏休みに日本百名山の巻機山、大朝日岳、月山、鳥海山を登ってから1ヶ月ほど過ぎてしまいました。サボっていたわけじゃないですよ!!天気が悪かったのです。

今回は行者小屋テント泊1泊2日で八ヶ岳最高峰の赤岳を目指します。登山は1ヶ月のブランクもあるので若干ドキドキです。金曜日は遅くまで仕事があったので、8/28(土)amに支度を整えて車で出発、登山口近くの宿に宿泊します。8/29(日)は早朝出発をして美濃戸口登山口から行者小屋、テントを設営してから憧れだった赤岳を目指します。8/30(月)も朝早くに出発して、横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→行者小屋とぐるりと回ったのち、テントを撤収して下山。という計画です。レッツゴー!!

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赤岳について

赤岳の基本情報について紹介させていただきます。

地図

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基本情報

赤岳は八ヶ岳の最高峰です。まずは今回の山行の基本情報。

位置長野県・山梨県
標高2,899m
累積標高差登り1990m、下り1990m
総歩行時間11時間20分(休憩除く)
総歩行距離19.7km
アクセスマイカー
おすすめ度(4.5/5)

プチペンション 蓼科壱番館

受付

ひとまず初日は移動です。次の日は早朝に出発したかったので、登山口から車で30分くらいのところで宿をチョイス。朝ごはんなしプランがあるプチペンション 蓼科壱番館にお世話になることにしました。

受付の際、本日撮れたという日本固有種のリスの動画を見せていただきました。腕と足の色が赤みがかっていました。お風呂は露天風呂付きのお風呂と内風呂だけのお風呂の2種類があって、露天風呂付のお風呂は予約制でした。ご飯前に入りたかったので、17時ちょいのご飯ギリギリの時間をゲット。ご飯前は最後の1枠でした。40分制です。

食事処

受付横は食事処。薪ストーブがあっておしゃれです!!ご飯が楽しみです。

部屋

私たちのお部屋はロフト付きのダブルベットルームです。布団カバーが可愛い。エアコンはありませんでしたが、全然暑くはありませんでした。冷蔵庫、ドライヤーもありました。

ロフトはこちら。上を見上げると窓が付いていて、そこから差し込む光に癒されます。仕事部屋にカスタマイズしてここで仕事したい…。

貸切風呂

お風呂にやってきました!こちらが内湯です。かなり広いので大の字になっても収まる感じでした。

露天風呂はこちら。タヌキが迎えてくれました。ほどよい熱さでシャワージェットもあって、めちゃくちゃ気持ちよかったです。部屋にあったドライヤーがしょぼそうだたったので、髪を乾かす時間を考慮して早めに切り上げました。

夕食

おっまちかねの夕食は18時スタートです。では、蓼科ビールで乾杯しまーす!!

キッシュとテリーヌ、黒豆の前菜から始まり、牛すね肉と野菜のコンソメスープ、鱈のポワレ、手作りデザートです。メインディッシュは後程ご紹介。

こういったメニューだとパンが多いけど、ご飯がでてきました。ふかふかご飯は美味しく、鱈のポワレのソースの味が濃いめだったので、ばくばく食べてしまいました。ご飯はおかわり自由で、叔父様が作ったお米と言っていました。

赤ワインの2種類飲み比べセットで、100ml×2杯で1,100円です。どちらも似た系統の赤ワインといった感じで、あっさりめのお味でした。

そしてこちらがメインディッシュの牛タンシチュー。お肉は本当にとっろとろでタンとは思えないほど…、ソースもとても美味しかったです。全体的に少なめだったので小食の人でもペロリかもしれません。

館内には漫画が2,000冊ほどあるらしく、廊下の棚に詰められていました。タッチや進撃の巨人など、有名どころの漫画がたくさんありました。進撃の巨人の続きが見れるかなと一瞬ウキウキしたのですが、ヒストリアの話のところまでしかなかったのでおとなしく部屋に戻りました。明日の朝は早いので、早めに就寝しました。

赤岳登山

美濃戸口駐車場

途中コンビニに寄り、車を30分ほど走らせて登山口の美濃戸口駐車場までやってきました。日曜日の朝6時前で8割方埋まっていました。車中泊している方もいるようでした。

八ヶ岳山荘

駐車場料金は八ヶ岳山荘で支払います。6時前でしたが普通に営業していました。さすが登山口にある山荘ですね。トイレもこちらにあり、1回100円で利用できます。トイレに入る前のところにお金を入れるボックスがあったのですが、高い位置にコインを入れる場所があって、背の低いみーは大苦戦。必死に格闘していたらお店の人に助けてもらえました。設置場所を変えたほうが良いと思いました。

駐車場料金は500円/1日で、私たちは1泊2日なので1,000円でした。なんと1枚でコーヒー1杯をサービスしてくれるようです。表はMSRのシールになっているので記念になります。なんだかお得な気分です。

美濃戸口登山口

さて、6:00ぴったしくらいに出発です。実はこの先の赤岳山荘のところにも駐車場があって、徒歩で歩くと1時間くらいかかるのでできればそこまで車で行きたい気持ちもあったのですが、かなり道が悪いという情報を得ていたので諦めました。どれくらい道が悪いのか見物しながら進みます。

看板にこの橋は簡易的に作られたものだから自己責任で渡ってくださいと書かれていました。ちょっと怖かったのですが、頑丈な気がしました。

ところどころ大きな石があったり、左右の高さが違っているところがあって、やはり車高が低いNBOXではキツそうな気がしました。ジムニーだったら喜んで走る道だろうな~と思っていたら、レンタカーでノリノリで通過する車もいてビックリしました。気持ちの持ちようなのでしょうか…。

やまのこ村

登山口からここまで45分くらいかかりました。単調な林道をずっと歩くのは精神的にツラかったです。ここにある車は勝者だなと思いながら、たくさんの勝者たちに心の中で拍手を送るのでした。

マムートさんの旗がっ!!この時はまだここにマムートの旗がある理由は分からなかったのですが、2日目に理由を知ることになりました。駐車台数はかなりありそうでしたが、ほぼ一杯。あと数台くらいは停められそうという感じでした。

南沢/北沢ルートの分岐

南沢ルートと北沢ルートの分岐に辿り着きました。行者小屋を目指して南沢コースを進みます。

沢を渡っていきます。

基本ななだらかな道で、時に急登が現れるといった感じで歩いていきます。テン泊用のザックも最初の登山こそ重たくて死にそうでしたが、数をこなすうちに慣れてきました。

これぞ八ヶ岳といった苔の道。とても綺麗です。

苔アップ。苔ってよく見るといろいろな形があって本当に楽しいです。

目の前が開けました。荒々しい石ころたちの上を進んでいきます。日差しが眩しいけど晴れていて感謝です。

行者小屋

行者小屋に到着。日曜日ですが、撤収組もまだいて人が多いです。受付は11時からなので後ほど。登山口からここまで3時間15分くらいかかりました。

ランチメニューのちゃんぽん美味しそう~。

よなよなエールも売っています。ゆーはビール2本とほろよい1本を担いで来ています。

水場もあります。ありがたや~。冷たい水でした。

テント場

誰かが撤収した後で、石ころがなく平なところを発見。さっそく設営しました。みーは1ヶ月ぶりの登山でヘロヘロで座り込んでしまったので、ゆーが頑張って設営してくれました。いつもしょぼいみーでごめんなさい。いつか、いつか…強くなります!!

ちなみにこのテントは50周年記念モデルで、アライテント(ARAI TENT) のトレックライズ2 (2~3人用)の限定色です。中は荷物を置いても大人2人が寝るスペースはしっかり確保されており、前室には靴を置くスペースもあって、なかなか快適なテントだと思います。限定色は完売してしまいましたが、通常色のグリーンは販売中です。

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お昼ご飯

セブンイレブンでゲットした長野米を使ったお弁当。おかずがたくさん入っていて嬉しいです。

地蔵尾根へ

疲れてダウンしていたみーですが、お昼ご飯を食べて復活しました!天気も良いので地蔵尾根経由で赤岳を目指します。アタックザックに切り替え、ヘルメットを装着して出発です。小屋の横から登っていきます。

赤岳鉱泉と赤岳方面の分岐。

割と急な斜面を登っていきます。重い荷物は置いてきたおかげで比較的楽に登れます。荷物が軽いって幸せ~。

見上げるとはしごがたくさん。難所でしょうか?と思いましたが手すりも付いていたので普通に登れました。

なんだか荒々しい感じになってきました。所々補強してあるところもありますが、手を使って登らなければいけない個所もありました。

振り返ると絶景が。

またまた急になってきました。慎重に進んでいきます。

地蔵尾根ってお地蔵様がいるからかっ!ってここに来て気付きました。

赤岳の方角を見るとすごくかっこよい感じです。八ヶ岳は何度か来たことがありますが、遠くから見た赤岳は切り立っていて危なそうに見えたので、まだ無理かなと思って先送りにしていました。今日遂に赤岳に登るんだと思うと不安とワクワクの気持ちが交差します。

地蔵の頭に到着。ここが頭なら、さっき見たお地蔵様は何なんだ?稜線上のせいなのか風が強いです。

強い風に負けずに咲くお花たち。

赤岳展望荘

赤岳展望荘に到着。ここまで来たらあとは気持ちの良い稜線歩きやっ!と思っていたら雲が増えてきました。なんだか怪しげな雰囲気…。あっ、カッパをテントの中に忘れました。

赤岳の前にエネルギー補給。母からもらったシャトレーゼのスイートポテトです。甘くて美味しい。

よし、憧れの赤岳、遂に登りますっ!!ですが、雲が多くなってきています!!

せっせと登って振り返ると横岳がっ!明日登るぞ!

結構急ですが、そこまで危険ではないです。

赤岳頂上山荘

赤岳頂上山荘までやってきました。コロナの関係でお休み中でした。

赤岳頂上山荘から赤岳山頂まではあとほんの少しです。気持ちが高ぶります。

赤岳山頂

じゃじゃーん!

遂に登頂を果たしました。残念ながらガスに覆われて、周囲を見渡すことはできませんでしたが、ずっと来たかった赤岳に来られて最高に嬉しいです。ありがとうございます。これで日本百名山28山制覇です。100って果てしない…。

続きは別で。では、また。

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