2024年4月28日(日)-29日(月)
GWはカレンダー通りで4/31~5/2はデフォルトで仕事。休みをつなげるか迷ったのですが、大きな目的もないので、そのままに。分断されたGWの前半はどうしようかなと思っていましたが、Aプロデューサーは仕事にケリが付けば4/28-29で魚野川を狙っているとのこと。ぱっくらふたー川旅派のREIさんも北山川(瀞峡)から荷物を戻して参加する気満々のよう。私も魚野川は気になっていましたが、一泊込みでの情報はほぼなし。野営経験の豊富なAプロデューサーとREIさんがいれば怖くなかろうということで便乗させてもらうことに。Aプロデューサーから前々日に仕事のケリが付いたと連絡があり、開催決定!
コース
ぱっくらふたー川旅派のREIさんが丁寧に記事を書いていますので、そちらを見ればOK。
YAMAPで記録しましたので、こちらもご参考に。
危険個所がないか確認のため、事前に参考にさせてもらいました。
アクセス
前日は利根川の湯原3.5をラフティングで堪能しました。そのままみなかみに宿泊していたので、早朝から関越トンネルを抜けてゴールの小出まで移動。小出ICを降りてからスーパーで食料やお酒を購入して、小出駅そばの河川敷の駐車場に車を停めました。
おそらく釣り向けの駐車場だと思うのですが、鮎釣り始まってないこともあってか、一台も停まっていませんでした。
小出~六日町へ移動
荷物を背負って小出駅へ。河川敷側から地下通路を通って少し歩けば小出駅。10時38分発の電車に乗って六日町駅へ移動します。
改札手前の窓口で、上越線はICカードに対応していないと言われ、マジすかと思いながらキップを購入。改札を抜けると、只見線の運転再開(?)を記念してお弁当などを販売していました。只見線と聞くと、只見川。只見川、行ったことないけど。
階段を上って越後湯沢方面へのホームへ移動。小出、こいで、漕いで、と川旅するにはいい響きの駅です。ほどなく電車が到着。電車は魚野川に沿って走っていないため、川の様子は伺えません。
2両編成のワンマン電車。2両目後方から乗車したのですが、何やら2両目は降車できないみたいなことが書いてあり、これだと降りれないかも…と心配に。六日町到着直前に1両目へ移動したのですが、全ての扉が開きました。理解できません、どういうこと?
六日町駅
電車を降りて階段を上ると、改札の手前でAプロデューサーとREIさんに合流。密かに(?)シングル艇2艇からタンデム艇1艇へと体積・重量ともに軽量化を果たした我々ですが、お二人の荷物のスマートさには勝てません。どこを改善すればよいのか謎なので、これが我らの限界なのかもしれません。
六日町駅を降りるとすぐに商店街がありますが、まぁまぁシャッターが降りていました。商店街を抜けて六日町大橋を渡り、セブンイレブンに寄ってからエントリーポイントの右岸へ向かいます。にしても4月末にしては暑い気がする。
六日町大橋の手前には足湯がありました。狩野川の大仁駅前にも足湯がありましたが、スタート地点ではなくゴール地点に足湯がある方が嬉しいですね。
橋を渡った先のセブンイレブンで水を購入する予定でしたが、水が売り切れているし、凍ったペットボトルの販売もない。ということで、橋を戻ってもう一つのコンビニ、ファミリーマートへ。水と凍ったボトルを購入。
昼はどうしようかという話になりましたが、コンビニで買って軽く済ませることになりました。
スタート地点へ移動
セブンイレブンから坂戸橋のふもとに向かいます。
川へのエントリーは簡単でした。坂戸橋の左岸はその先すぐに流れが止められているので、右岸に渡るのがセオリーっぽい。
橋の下で昼食&準備。我々はドライスーツなので川に入ってスーツ内の空気を抜きます。暑かったので、川の中は気持ちいい。
Aプロはストレウス、REIさんはゆるい川旅モードのローグライト。川の水は雪解けで冷たいかと思っていたのですが、それほどでもない。準備完了してスタート。
ダウンリバー1日目
かなり緩い川なのかと思っていましたが、まぁまぁ流れが速く、うねっているところもある。Aプロも那珂川に毛が生えたくらいと言ってましたし、私も大したことないと思っていましたが、ちょっと様子が違うかも?
トロ場のように見えますが、漕がなくても歩くくらいのスピードは出る感じ。
川にポツンと岩があって、タンデム艇でもエディキャッチの練習。練習にもってこいの流れだと思ったのですが、ボートの動きが重くて上手くに入れませんでした。そのままずるずると流される。
たまに「この先が気になるな」って感じの分岐がありました。本流は中央から左岸の流れ。写真では分かりづらいですが、右岸にも流れが分岐しています。そそられるんだけど、行ったらこの先どうなるのか分からないので、冒険せずに本流へ。
たまにイイ感じで雪を被った山が見えます。苗場とか、八海山とか。巻機山とかもあったのかな?八海山と聞くと山を登っている私たちは新潟の山って思いますが、そうでない人は日本酒の名前という印象のようです。
そして、ここからは、那珂川に毛が生えいた程度、と思っていた魚野川の瀬シリーズをご覧あれ。コメントするのがめんどくさいんじゃないんだからね。
本日の距離は10Km程度しかないのですが、どんどん進んでしまいます。
雪国まいたけの工場発見!
雪国まいたけの先も流れてるー。この辺から野営地を探しつつという感じ。
橋脚と、さらにテトラもくっ付いていて、人工物に近づくと危険ということを表してくれている流れ。
その流れの終わりに大きなエディを見つけたので、ゆるーくエディキャッチ。正面が上流です。なんで流れているときにエディに入るんじゃい、とみーさんに怒られました。
あ、最後にみーさんと前後交代しているようでしたが、この先で本日のパドルは終了。これだけ瀬があることを示したので、誰も那珂川に毛が生えたとは思いませんよね?
雪解けシーズンだからかもしれませんが、毛が生えすぎ、ボーボー。総じて難しい瀬は無いのですが、初めての人を連れてくるには難しいかな、ボートコントロールできないとまずいところに行っちゃうかもという結論でした。
ここをキャンプ地とする。
補佐まで行ってしまうと町が近くなってしまうというAプロのチョイス。スタートからの距離は11Kmほどで短め。13時にスタートして15時頃に到着しました。
野営開始
まだ明るい中、おのおの設営。私たちは二人用のULテント。Aプロは、パックラフトをベッドにして、パドルをポールの代わりとしたタープスタイル。
そして…
REIさんは、これはなんですか?パックラフトのベッドに、我が家では通称”棺桶”と呼んでいるULの究極系テント”ビビィ”に、顔だけ雨露を凌げれば良いという謎のモノ(何なのかわからない)を組み合わせたスタイル。REIさんはULの鏡です、ぜひ弟子にして欲しい。
そしてまだ早いですけど宴会開始。4月末となると、年越しダウンリバーのお正月から比べて日が長くなりました。焚火を作って、料理を始めます。Aプロはちゃっかりとコンビニで地元の栃尾の油揚げを購入していて、それを焚火で炙る。おすそ分けをいただきましたが、外はカリカリでうまい。REIさんからは炭火で焼いた鳥皮の串焼きをいただきました。あー、そういえばウチはお裾分けしてないですね;
我が家はタマネギ、ズッキーニなどを使ったラタトゥイユと、メスティン自動炊飯のコーンご飯をいただきました。
地モノとして、日本酒の鶴齢を買ってきていたのでそれでダラダラと…。最後はみんな寝落ちみたいになってきて、自然と就寝。
ダウンリバー2日目
二日目朝。今日も天気は良さそうです。写真中央のREIさんの居住空間は、夜の焚火タイムのうちに移動していて、顔の雨露を防ぐためのモノはただのオブジェとなっていました。
朝食は、新潟ってついていたので購入したラーメン。既製品のチャーシュー、煮卵に、カット野菜を加えて食べようと思っていたのですが…
なんと、麺を茹でたお湯は捨てて、スープは別で作るタイプ。最近、山ラーメンばっかりだったので、麺を湯でてそのままスープを入れれば良いという思い込みでしたが、これが普通ですよね。大量のお湯を捨てることになるので茹でるのは中止!
ということで、麺は無く、具材だけを茹でました…。
Aプロから、それだけだと力がでないでしょ、ってことでギョニソーを恵んでいただきました。ありがとうございます!
そして本日も距離は短いので、ゆっくりしていても良いのですが、9時ごろには撤収&準備完了して、出発。なんだか先日よりも水が冷たく感じました。
今日も天気よし。スタートすぐに中州があって、流れが分かれていましたが、本流の右岸側の流れをいきます。
振り返ると、雪の残った山が見えました。いい景色なので、みんな写真撮影。
そしてここからは、手抜き工事感のある「魚野川の瀬シリーズ」で行きたいと思います。
思わず回避した瀬。繰り返しますが、那珂川に毛が生えたどころではありません。行けなくもないと思いますけど、朝イチだし、タンデムだし、川旅装備だし、ちょっと嫌だなと。
海のようにうねっています。
多聞橋の下の瀬。
八色橋。
そして、今回の魚野川で、唯一注意を払う必要がありそうだと思っていた八色大橋の瀬。中央から右岸はテトラがあるので、左岸側を抜ける必要があるとの情報。ただ、最初から左岸だと浅そうなので、中央よりで近づいて、橋脚手前で左へ抜けるコース取りで。
流れ自体は難しくなかったので、特に問題なし。
橋を抜けてから右岸側を見ると、この辺がテトラなのかな?水を被っていて岩なのか、テトラなのか分かりませんが、調べていた感じテトラなのでしょう。この水量なら引っかからずに行けそうにも見えますが、絶対にフリップしないとは言えないので、近づかないが吉ですね。
この先で水抜き。
ここで、REIさんが流れているグローブを発見。なんとAプロが落としたようでした。ここでみんな上がって、時間もあるし、寒いしってことで立ち話が始まる。昨日よりも絶対今日の方が水が冷たい。パックラフト内部に溜まる水を手ですくって排水していましたが、何度かやっていると手が痛くなってくるほどでした。
「えーまずは、川での向き、方向の呼び方を説明します。当然ですが、流れが来る方が上流、流れて行く先が下流です。では、右岸と言ったらどっちを指すでしょうか?」といった話はしてないのですが、なんだかパックラフトのガイトと参加者みたいな構図になりました。
三用川という支流の流れ込み。流れが弱いので少しだけ遡上してみて遊びました。
トロ場のようですが、ここも何もしなくても歩くくらいのスピードが出ます。
川幅広くなって、中州で流れが左右に分かれていたりするのですが、どっちも行けそうな感じなので気分で選択していました。ここは分岐の後の合流点。
また小さな瀬。
ここも支流の流れ込み。ゲートで閉じることができるのでしょうか?
もう小出のゴールはすぐそこ。このあたり川沿いに桜が植えられているようですが、少し時期が遅かったようで(暖かかったからかな)、咲いているやつもあるけれど、ほとんどが葉っぱ。Aプロの魚野川の目的のひとつがここの桜のようでした。
そして小出橋。この先の左岸がゴール地点です。橋をくぐった右岸側は階段になっていて、上陸しやすそうでした。
そしてゴール直前の左岸で、細い流れが。
臆せず入っていきます。
少しだけドキドキしながら先をうかがうと、抜けることができました。左岸に上陸。ちょうど駐車場のところでした。
ゴール。上からみるとこんな感じ。車止めたときに、上陸できそうか確認しておけば良かったですね。無駄にドキドキしてしまいました。
少し歩くと車を停めた駐車場があって、各々片付け。今回フルドライなので服装は脱げばOKというのはかなり楽です。日差しが強くて暑いかもしれないと思いましたが、水が冷たかったのでフルドライでちょうどいい塩梅でした。
AプロとREIさんは電車なのでここで解散。
まとめ
以前から気になっていた魚野川。野営をする情報が見つけられなくて優先度低くなっていたのですが、とても良いタイミングでプロデューサーAから話がありました。魚野川は人家が近かったり、人目につくような所があるので、今回の野営地がベストのような気がしました。プロデューサーAに感謝。また機会があればお願いします。
川自体は、youtubeやWebの情報だと緩い印象でしたが、流れもあり、瀬が多くあって楽しめました。水が少なくなるとまた違った印象なのかも。雪解けシーズンの特権かもしれません。
それでは。
コメント
ゆーみーさん
TG-6で写真とってる私だと瀬の様子がろくに記録できないので、こうしてちゃんと様子がわかる写真があるとわかりやすくてよいですね。
このところの魚野川の水位をみていると、このときより小出で50cmくらい下がっている感じです。八色大橋の障害物はそれだと指摘通り左端しか通れなさそうな気がします。どのくらいの水があれば楽しい川旅になるのか、秋に探ってみたいところ。
REIさん、こんにちは。
ホワイトウォーターも行くのでアクションカメラは必須ですが、写真に切り出すという変な使い方をしていると思っています。本当は動画編集したいですが。
小出で50cmは影響大きそうですね。秋のレポ楽しみにしています。